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§1・太陽の子供
人は長い悪夢の答えをふと思いつく
我々の崩壊し行く世界を見つめつつ
教師は語る「貧富の差を作ったのは貨幣経済を作り出した文明人だ」
我々の崩壊し行く世界を見つめつつ
学者は語る「深海魚の腹から出てきた物はプラスティックの小瓶だ」と
我々の崩壊し行く世界を見つめつつ
牧師は語る「我々が理由もなく破壊した自然は我々の兄弟だ」と
我々は太陽の子、太陽の元で全ての事実が同じ意味を持つ
§2・悪徳の美学
醜悪な敵は甘美な言葉によって人々を私利私欲の中へ突き落とす
表現の本質を理解せよ
それは下のごとく訳される
「イマワシイ人間ドモ 滅亡スルガイイ 自分達ノ創リ出シタ文明トイウ破壊デ」
私利私欲のかたまりとなった富豪は悪徳の甘美な世界に恍惚となる
身をすり減らし働く人々は働けども働けども豊かにならぬ生活をかえりみる
聖書・神・十字架・仏陀・経文
暗黒の元で全ての事物が無意味な遺物と化す
§3・賢人の嘆き
鉄格子の中の狂人は叫ぶ
人々はそれに耳を貸さない
政治家が壇上から呼び掛ける
人々は絶大な拍手を送る
賢人はほおをつたう涙をふきもせず
誰も居ない海で一人つぶやく
「どちらにどれだけの差が有るのか」と
鉄格子の中の狂人はなおも叫びつづける
政治家はなおもウソでかためた言葉を吐く
命の絆は絶たれて大地に封じられる
人々は命の絆を求めつつ新しい喜びをつかもうと大地に身を傾ける
土の大地は葬り去られ冷たいコンクリートのみが人々を冷笑する
§4・回想への帰路
人は長い悪夢の答えをふと思いつく
やがて答えを見出した物が集合し
新たな同志を迎え入れるべくその手を差し伸べる
悪徳の美しさの本質を歌い
金無しでは語れぬ政治家をさとし
永久的な回想を導き出す
静は動に含まれて 肯定は否定と同じ意味を持つ
牧師は時の扉に釘を打ち教師は同じ韻を繰り返す
醜悪な敵はもう現れないだろう
学者も問答し名声を失う
ついに我々も受け入れるであろう
苦が過ぎれば楽はやってくる しかし又苦もめぐって来るのである
§5・心の光り
冬の厳しさを乗り切った者達は
小鳥の囀る雪解けの春にほほえみ歌う
着実に変化を遂げる世界は しだいにその冷たく閉ざした目を開く
やがて夏はやってくる 季節は変わり街にも活気がみなぎって来る
私は上昇する
しかし人々は秋・冬が来る事を忘れてはならない
常に悪魔は狙っている
やがて夏は去り ふたたび冷たい氷の世界へと・・・・・・
私は下降する もう春は来ないのでは・・・・・・
人々は苦悩する
私は昇る 私は降りる 何度と無くアンバランスなサイクルで
しかし心の奥に光りを持つことだけを忘れては成らない
(注)精神科に掛かる前の作品です、不適切な表現も含まれていますが
あえて原文を掲載しました。
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