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Re: 短剣について

 投稿者:憂國烈士  投稿日:2018年 9月11日(火)12時36分0秒
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  > No.6340[元記事へ]

佐野克彦さんへのお返事です。

勘違いしました。私の収蔵品にある短剣等のお話かと思いましたが
どうも全然違うようです。…見た事も無いものなので何とも謂い難いの
ですが…。

拝領されたという短剣がどのような形式の物かも判りません。海軍式の
士官短剣なのか、通常の短剣や短刀の拵えなのか…短刀自体の銘や刀工
が誰だかが判るものなのか?…そうした情報も無ければなんとも謂えま
せん。

例えば柄の部分の鼈甲ですが…陸軍の高級将校用の指揮刀などの柄は鼈
甲が多く使われます。また目釘を家紋で作る事も多く…大体はご本人の
出身の家の家紋をあてますが、中には直に使用品の拝領ともなれば拝領
先の家紋が(例:皇族であれば各宮家の家紋、大名家であれば徳川家の
三つ葉葵等)をそのまま残し保存して家宝とするケースが多いでしょう。
また宮様からの拝領品であれば鞘が革巻きは余り考えられないものと思
います。鮫皮で金具も凝った高級感の感じられる彫があるものが多いと
思います。またハバキなどにも家紋等の所縁のものが彫られている事も
多いと思います。

拝領された日本刀を軍刀や短剣に仕込み戦地で使うケースはよくありま
す。佩用する上で軽量化と南方など湿気対策や防音を考えて簡易の木製
の鞘に革巻きで野戦用で使うケースが多いのですが…海軍の士官短剣は
元々が装飾用なので海軍刀を陸軍の軍刀のように簡易木製の鞘に黒革巻
きにする例はあっても短剣の簡易化は見た事がありません。ただ金銭の
問題で鞘を高価な鮫皮にするか、安価な牛革にするかはよくあります。
同時に使用する金具の一つ一つも金を掛けるかどうかで変わってくるの
は当然です。…私が所持している昭和13年海兵卒業の方の戦前の恩賜の
短剣は牛皮の鞘です。数少ない恩賜の短剣ですが、官給品に過ぎない点
は限らないので牛革にしているのでしょう。…また拵えを後で自前で誂
える事はよくあるので刀身と元の日本刀・短刀の拵えのみが拝領品とい
う可能性もあると思います。

それよりも必ず謂われなりを示す個人の覚書や由緒書や目録などがある
筈だと思います。なければ上記のような下賜した側の出自を示す家紋等
がなければ何の証明も出来ない…ただの短剣となる事でしょう。

   憂國烈士

 
 
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