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2009. 1.17(土)、池袋駅近くの「東京芸術劇場大ホール」にて、「都民交響楽団 創立60周年記念特別演奏会」を聴いて来ました。聴衆の入りはほぼ満席と盛況でした。さて、演奏された曲は以下です。
(1)正門憲也:管弦楽のための舟歌 ~都民交響楽団60周年のための
(2)ベートーベン:交響曲第9番
末廣誠指揮都民交響楽団、(阿部純指揮)新都民合唱団、大西ゆか(S)、小川明子(A)、小原啓楼(T)、与那城敬(Br)
(1)は勿論、初演で、演奏後、作曲者が聴衆の拍手を受けました。曲に関しては、私は全く期待していませんでしたが、現代音楽にしては聴き易いもので、パーカッションと金管が大活躍のファンファーレ風のものでした。
(2) は今頃だと、何だか、季節外れのような気がしますが、中々、良い演奏でした。最初こそ、弱音が強すぎて、これではと思いましたが、第1楽章の後半より急によくなり、それが第2楽章も続きました。そして、第3楽章及び第4楽章の二重フーガの直前まではやや低調でしたが、二重フーガはその我を忘れたような激しさが素晴らしく、その影響で、それ以降は盛りかえし、特に最後の部分はパーカッションを含めて圧倒的でした。合唱の方は全体的に男声が弱すぎで、もっと、低音を支えてくれないと困ります。一方、女声の方は素晴らしいできでした。また、独唱陣も中々良かったです。と言うことで、(2)は全体が素晴らしいとまでは行きませんでしたが、それでも、力演だったと思います。
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