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コンサートの感想

 投稿者:matsumo  投稿日:2009年10月28日(水)17時42分46秒
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  2009.10.24(土)、王子駅近くの「北とぴあ・さくらホール」で行われた「北とぴあ国際音楽祭2009プレ・イベント レクチャー・コンサート ~古楽への扉II ヘンリー・パーセル生誕350年を記念して」を聴いてきました。観客は1階席は座席の9割程度、私がいた2階席は座席の3割程度の埋まり方でした。

さて、演奏された曲は以下の通りで、全てヘンリー・パーセルが作曲したものです。

(1)セミ・オペラ「アーサー王」より「こよなく美しい島」
(2)セミ・オペラ「インドの女王」より「恋の病から自由になろうと」
(3)セミ・オペラ「嵐」より「さあ、かわいい人たち」
(4)付随音楽「アプデラザー」より「ロンド ニ短調」
(5)付随音楽「オイディプス王」より「つかの間の音楽」
(6)付随音楽「パウサニアス」より「薔薇よりも甘く」
(7)セミ・オペラ「妖精の女王」より「夜は追い払われ」・「もし恋が甘い情熱ならば」・「プレリュード」・「嘆きの歌」・「シャコンヌ」・「彼らは幸せに」
名倉亜矢子(S)、寺神戸亮(vn)、三原朋絵(vn)、深沢美奈(va)、竹澤秀平(ビオラ・ダ・ガンバ)、上尾直毅(hpsi)

名倉氏はビブラートが少ない澄んだ軽い感じのソプラノでしたが、全体的には歌っているだけと言う感じでした。すなわち、歌っていたのは(5)(6)を除いて歌劇のアリアでしたが、歌劇のアリアと言うことから、演技までは行かなくてもいいですが、せめて、手や顔の表情を含めた演技をすることにより、歌に表情が欲しいと思いました。いくらバロックオペラと言っても、単に歌うだけではなく、感情をこめた歌が必要だと思います(勿論、表情の変化が少ないのが古楽だと言う考え方もありますが)。また、英国人のヘンリー・パーセルの曲ですから、歌詞は全て英語の筈ですが、その歌詞はさっぱりわかりませんでした。ううん、発音が悪いのか、あるいは、当時の訛りを再現していたためかわかりませんが。しかしながら、それでも、歌曲の(5)(6)は軽い哀愁がこもった素晴らしい歌でした。

ヘンリー・パーセルと言えば、私にとっては歌劇「ディドーとエネアス」と、「ブリテン:ヘンリー・パーセルの主題による変奏曲とフーガ」ですが、(4)はそのブリテンによる曲の主題でした。しかしながら、私にとっては、やはり、デリテンの曲による壮大な演奏の方が、今回の器楽だけの演奏よりも、主題が遥かに素晴らしく聞こえました。

(6)の「妖精の女王」は、私は全く知らなかったのですが、何と「シェイクスピア:真夏の夜の夢」を元にしたものだそうで、すると、妖精の女王は「ティタニィア」と言う訳です。この中では、器楽で演奏された「プレリュード」、「嘆きの歌」の歌の後奏、そして、これも器楽で演奏された「シャコンヌ」が素晴らしかったです。特に、プレリュードはピッチカートで弾かれたのですが(古楽でピッチカート奏法があったことを初めて知りました)、素晴らしかったです。後、これは曲自身のせいですが、これ、全て夜の場面なのに、妙に明るい感じであるのが違和感でした。

と言う訳で、本日はパーセルづくしでしたが、それでも、中々、面白く、聴きに行った甲斐がありました。

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