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2009. 9.13(日)、池袋駅近くの「東京芸術劇場・大ホール」で行われた「第20回 豊島区民芸術祭 豊島区管弦楽団演奏会」を聴いてきました。聴衆の入りは、1、2階席では座席の9割以上が埋まりました。
まずは、開演前にいつものように、パイプオルガンによるプレコンサートが行われました。
(1)バッハ:オルガン小曲集よりBWV.639
(2)バッハ:ペダル鍵盤のための練習曲ト短調BWV.598
(3)バッハ:前奏曲とフーガ 変ホ長調BWV.552
佐々木寧子(org)
(1)はまあまあでしたが、(2)は手を全く使わず足鍵盤だけで、これだけの音ができるのかと驚きました。そして、(2)と(3)の間に手だけで演奏するフーガが演奏されましたが、足鍵盤を使わなくても、結構、重厚な音が出るのには感心しました。
(3)は低音がものすごく、私の家のステレオもこの位の音が欲しいと思いました。前半はもう少し、崇高さが欲しいと思いましたが、後半のフーガの部分は圧倒的な迫力で、金色の光るオルガンから、まるで後光が射してくるような感じを覚えました。
そして、ケーケストラのコンサートです。
(1)吉俣良:篤姫
(2)千住明:風林火山
(3)三枝成章:花の乱
(4)坂田晃一:いのち
(5)坂田晃一:おしん
(6)大島ミチル:天地人
(7)芥川也寸志:交響三章
(8)チャイコフスキー:交響曲第5番
(9)エルガー:「エニグマ変奏曲」より「第9変奏 Adagio "Nimrod"」
海老原光指揮豊島区管弦楽団
(1)~(6)のNHK大河ドラマのメインテーマ集では、ピアノが活躍した(3)(5)が素晴らしかったです。
(7)は多分、初めて聴いた曲ではないかと思いますが、第1・3楽章はオーケストラの団員が音を楽しんでいると言う感じが強い曲ですね。一方、オーボエ独奏から入る第2楽章は、深い情感がこめられている素晴らしい曲でした。
(8)は、チャイコフスキーですから、やはり、寒い冬に聴きたい曲ですね。今回の演奏では、第2、第4楽章が素晴らしかったです。
(9)は勿論、アンコール曲で、静かな弦楽合奏から入り、次第に金管楽器が加わって壮大に終わりました。
と言うことで、本日は(7)の第2楽章、(8)の第2楽章、そして、(9)を聴けて、行った甲斐がありました。
matsumo(http://homepage3.nifty.com/matsumo2/)
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